職場・家庭・飲食店等の分煙対策に幅広く用いられている空気清浄機ですが、実はタバコの副流煙に関してはほとんどが素通りされているという事実があります。今回は空気清浄機を分煙対策に用いる危険性について紹介します。
[ 空気清浄機はタバコから出る有害物質を素通りする ]
まず、タバコの副流煙について説明しましょう。副流煙は目に見える粒子成分(煙)と、目に見えないガス成分の両方が含まれています。空気清浄機はあくまで、タバコの粒子成分だけを取り除くことが出来、ガス成分は取り除くことが出来ません。ガス成分は副流煙のおよそ97%を占めていると言われ、空気清浄機を設置しても粒子成分の3%しか取り除けないということになります。多くの人は空気清浄機が分煙対策になると勘違いし、多額の購入費用を負担して導入されています。
空気清浄機で除去出来ない
主なガス成分(96.7%) |
一酸化炭素、ニコチン、アセトアルデビド、窒素酸化物、アンモニア、ホルムアルデビド、ダイオキシン等 |
空気清浄機で除去出来る
主な粒子成分(3.3%) |
カテコール、ニコチン、メチルカテコール、ヒ素等 |
[ 空気清浄機のパンフレットを注意深く見ると ]
大手家電メーカーからは様々な空気清浄機が発売されていますが、家電店等に行った時にパンフレットを確認してみてください。空気清浄機の広告ページの目立たない部分に小さな字で
「タバコの有害物質(一酸化炭素など)は除去できません。」
このような説明書きが記載されています。「タバコの煙も素早くキャッチ」なんて書かれていますが、確かにタバコの煙をキャッチすることは出来ると思います。ただ、タバコの煙の97%を占めるガス成分は素通りしています。このような事実が有りながら、メーカーは当初は有害物質が取り除けないことに関する記載をしていなったようです。
空気清浄機を導入して有害物質を除去出来ないということは、タバコ対策に関して言えば導入しても意味が無いということです。
騙されてはいけません。
[ 完全分煙は莫大なコストがかかる ]
まず言っておきたいのが、完全分煙は相当なコストや手間がかかり、困難です。喫煙コーナーから外部に空気が外部に漏れないように完全に遮断して、強力な換気扇を導入して強制換気させる方法を取らないといけません。一般の家庭の場合は工事が必要になり、ほぼ100%無理です。
それと家庭の台所の換気扇付近で喫煙しているケースがよくありますが、これも完璧ではありません。このような場合、リビングと台所の空間が完全に分けられていなければ、意味は有りません。一般家庭のドアには隙間が有り、ドアを閉めて別の部屋にいても副流煙が漏れてきます。受動喫煙を防ぐには完全禁煙しか方法は有りません。
[ 参考サイト ]
・ 空気清浄機の真実を暴露するホームページ
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